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日本三大美林とは!天然の三大美林と人工の三大美林がある!?

      2015/12/26

尾鷲檜
日本三大美林はどこの地域の林で、どんな樹木の林かご存知ですか?今回は、国土のほとんどが山林で囲まれている日本の中でも、大変美しいとされている林、日本三大美林についてご紹介します。

天然で手が入れられていない美しい林、日本伝統の林業で今もなお美しいかたちを保たれている林があります。それぞれ、天然の日本三大美林と人工の日本三大美林として選ばれています。

では実際にどのような林なのか、それぞれ詳しくご紹介していきます。

出典:ztv.ne.jp

日本三大美林とは

日本は先進国の中でも有数の森林率を誇っている国です。国土面積のうち、約3分の2が森林で囲まれていて、ユネスコの世界自然遺産として選ばれている森林もあります。

日本三大美林は、多くの、そして様々な森林が分布する日本の林の中で、最も美しいととされている日本の林です。

日本三大美林は3種類だけじゃない!?

冒頭でも触れましたが、実は日本三大美林には「天然の日本三大美林」と「人工の日本三大美林」があります。天然の日本三大美林、人工の日本三大美林それぞれで3つずつ指定されているので、日本三大美林は全部で6種類存在します。

日本三大美林は針葉樹?広葉樹?

日本三大美林に選ばれている6つの森林は、すべてが針葉樹林です。

ちなみに、日本の森林の3分の2は針葉樹林で、3分の1が広葉樹林となっています。針葉樹はその名の通り葉が針のように細く、広葉樹は葉が広がっているという特徴があります。

天然の日本三大美林

それでは、天然の日本三大美林に選ばれている3つの森林をそれぞれご紹介します。天然の日本三大美林に選ばれているのは、青森県の青森ヒバ、秋田県の秋田杉、長野県の木曽檜です。

青森県の青森ヒバ

青森ヒバ
出典:http://marugoto.exblog.jp

青森ヒバは、和名でヒノキアスナロと呼ばれる、ヒノキ科アスナロ属に分類される針葉樹です。ヒバは日本にしか分布していない樹木で、青森ヒバと呼ばれる種類のヒバは約80%が青森に分布しています。純日本、純青森の樹木と言えるでしょう。

青森ヒバの特徴は、他の木の3倍の年月をかけて成長する点です。ゆっくりと時間をかけて成長する分、色や木目など見た目が美しいだけでなく、頑丈できめ細かい材質になるので、腐りにくく、高級木材として扱われています。

秋田県の秋田杉

秋田杉
出典:http://www.rinya.maff.go.jp

天然の秋田杉は昔からどんどんと減ってきており、残り数十年で消滅すると言われている大変貴重な樹木です。秋田杉が分布しているのは主に秋田県で、青森県にも少し分布しています。

秋田杉は、成長がゆるやかなので密度が濃く、丈夫な材木として重宝されています。また、加工する際に縮んでしまったり、反り返ってしまったり、割れてしまうことが少ないので、美しい加工品を作ることができるのも特徴です。

長野県の木曽檜

木曽檜
出典:とりどりみどり

木曽檜は、木曽川上流域森林地帯に分布する天然の檜(ヒノキ)のことで、150年以上の樹齢のものを言います。江戸時代に過度に伐採されたため、一時は絶滅しかけましたが、明治時代以降は保護されてきたので徐々に木曽檜の数は増えています。

木曽檜は他の地域の檜に比べて成長に2倍近くの時間を要するので、青森ヒバ、秋田杉と同様で木目が細かい材木になるのが特徴です。弾力性があり、美しい白い色を長期間保つことができるのも特徴です。

人工の日本三大美林

続いていは、人工の日本三大美林に選ばれている3つの森林についてご紹介していきます。人工の三大美林に選ばれているのは、奈良県の吉野杉、静岡県の天竜杉、三重県の尾鷲(おわせ)ヒノキの3つです。

奈良県の吉野杉

吉野杉
出典:れんげ草の咲くさんぽ径~舟木一夫の世界

吉野杉は、奈良県中南部で伐採される人工の杉で、日本で最古の人工林でもあります。吉野杉の歴史は古く、500年ほど昔の室町時代から植林が行われてきました。急な斜面で生育しているので、ヘリコプターを使って運搬されたりします。

吉野杉は、適度な年輪の細かさで歪みや割れが比較的少なく、酒樽の樽丸として活用されています。色が美しく香りが良いというのも特徴です。

静岡県の天竜杉

天竜杉
出典:musicsecurities.com

南アルプスの西南部となる静岡県浜松市天竜区は90%が森林に囲まれている地域で、ここに分布している杉が天竜杉です。江戸時代に天竜川が氾濫したことをきっかけに、緑のダムを作る目的で植林が始められました。

天竜杉は節が少なくまっすぐに伸びていて、赤みがあるため水やシロアリに強いという特徴があります。家などの建築材として活用されています。

三重県の尾鷲檜

尾鷲檜
出典:ztv.ne.jp

尾鷲檜は、三重県南部に分布している檜(ヒノキ)のことで、江戸時代から本格的に植林が行われてきました。海岸に面していて農地が少なく小さな村でしたが、林業が盛んに行われたことでこの地域は栄えしました。

尾鷲は日本の中でも大変雨が多い地域で、そんな多雨地帯で育つ尾鷲檜は、良い香りや光沢が強いのが特徴です。尾鷲市の市の木にも指定されています。

日本三大美林の樹木で作られた製品があるかも

日本には木の製品が身の回りにたくさん溢れていますから、もしかしたらあなたの周りに日本三大美林の樹木から制作されたものがあるかもしれません。

木製の製品は日本人には身近なものですが、何の木で作られたなんて気にしないかもしれません。ですが、よくみて見ると材質や色に様々な違いがあります。木製の製品を買うときはなんの木が使われているかを確かめたり、自分の好きな木の製品を買うなどこだわってみるのも面白いかもしれませんね。

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